自宅でどこでもネットワーク TP-Link deco M5


自宅のネットワーク環境を整えるのは思った以上に大変です。
オフィスであれば、床上げされたりますので、配線を通すのも楽ですが一般家屋の場合にはネットワークケーブルを通す経路確保に苦労します。

そのために、壁伝いにモールをはわせたり、無線LANを使ったりします。
有線LANのケーブルは、見た目が悪くなりますし、無線LANはどうしても通信速度が出にくい場所ができたりします。

その解決になるかと、TP-Link deco M5 2コセットを購入しました。
無線LANでメッシュネットワークが構築できる無線LANアクセスポイントです。

いままでのネットワーク環境

私が住んでいる場所は、一戸建てで2階建てになっています。光回線は2階にきており、2階は天井経由で有線LANを仕事部屋に引き込んでいます(ココは1000BASE-T)。

しかし、1階にネットワークを伸ばす方法がありませんでした。
そのため、今までは電源ネットワーク(HD-PLC)と無線LANアクセスポイントを階段の吹き抜け近くに配置して対応していました。

どうしてもできるネットワークの死角

HD-PLCは、コンセントがある場所であればネットワークを引くことができます。しかし、HD-PLCの構造上 ブレーカーを挟んだ場所では通信速度が出ません。

無線LANアクセスポイントも階段の吹き抜けに設置していますが、階段の裏や遮へい物、リビングのドアを閉めたりすると2.4GHzは通信できても5GHzでは通信が厳しくなったりして、安定性に欠けます。

TP-Link deco M5でメッシュネットワーク

TP-Link deco M5は、複数のアクセスポイント設置して、互いにメッシュネットワークをつくり、家庭内の電波の届きにくい場所に無線LANの電波を届けることができます。
このメッシュネットワークの方式は、TP-Link ARTとよばれ独自開発の技術のようです。
最大10台のdeco M5を接続することができ、かなり広いエリアをカバーすることができます。

と言ってもウチは、そんな豪邸には住んでいないので安くなっていたこともあり2個セットのパッケージを購入しました。

1個は、光回線のルータに直接接続して、2階の無線LANをカバーします。
2個目は、1階のリビングに設置して1階の多くの場所をカバーします。おそらく、無線LANがいちばん弱くなるので、リビングの陰になっている和室(仏間)ですが…
仏間で無線LANはいらないでしょうから、これは許容範囲というところでしょう。

TP-Link deco M5の設定

TP-Link deco M5の設定は、AndroidもしくはiOSのアプリからおこないます。通常の無線LANアクセスポイントのように、Webブラウザで接続して設定することはありません。

アクセスポイントの設定も、順番がわかりやすくウィザード形式なので、面倒な操作など不要で簡単に設定できます。

deco M5の自動切り替えが便利! コレはよいものだ

普通の無線LANアクセスポイントでは、2.4GHzと5GHzで異なるSSIDを使用して接続を切り替えます。
しかし、deco M5では1つのSSIDしかもちません。
これは、先のTP-Link ARTの技術の一つで自動的に最適な無線LAN周波数を選択するためのようです。

家庭の無線LANでよくあるのは「5GHzより2.4GHzの電波が強いのでつながるけど、電子レンジを使ったら切れた。5GHzに切り替えめんどくさい」。
これはよく発生する問題です。

リビングなどで通信していて、電子レンジを使った瞬間に通信断。

TP-Link deco M5は、そうなったときに5GHzの受信ができれば自動で5GHzに切り替えるようです。通常5GHzを受信できる場合には5GHzで通信します。

今までのように「通信切れたから別の無線LANに移動する」という煩わしさがないのはストレスがなくてよいものだと感じました。

アクセスポイントにウレシイ付加機能

TP-Link deco M5は、メッシュネットワークを構築できるというだけでなく、ホームケアという自宅ネットワークを意識した付加機能があります。

ホームケアの機能は次のようなものです。

  • 保護者による制限:ペアレンタルコントロール
  • アンチウィルス:トレンドマイクロのオンラインウィルススキャン
  • 侵入防止システム
  • 感染端末の自動隔離
  • QoS:必要な通信の帯域を確保

子供が使うスマートフォンを管理したい場合、保護者による制限(ペアレンタルコントロール)は非常にありがたい機能になります。

アンチウィルス機能がルータに入っているのも便利です。

QoSはあまりなじみがないかもしれませんが、動画やIP電話などのために通信の帯域を確保する機能で、帯域を確保しておくことでブツブツと切れることを防ぐことができます。
IP電話で音声が切れる、オンライン動画を見ているときにカクつくなどいやな思いをしなくてもすみます。

それぞれの回線の速度

設定は難しくないので、2時間程度で設置から基本の設定までできました。
そこで、BlackBerry KEYoneの無線LANとType-C接続アダプターで変換したUSB3.0のLANアダプターで、それぞれの回線の速度を試験してみました。


無線LANはBlackBerry KEYoneの内蔵チップ、有線LANとHD-PLCは、elecomのギガネット対応USB-LANアダプターを使用しました。

まずは有線LAN(1000BASE-T)。
間違いなく早いです。ダウンロードが283Mbpsでアップロードが676Mbpsでています。

次に早かったのは、今回増設したTP-Link deco M5。この通信は、1階で試験しましたのでメッシュネットワークの先にあるアクセスポイント経由の通信だと思われます。
ダウンロード 94Mbpsでアップロードが195Mbps。これだけの数字が出れば不満はありません。

次は、今まで使っていた無線LANアクセスポイントの5GHz。
ダウンロード64.7でアップロードが110Mbpsでています。これだけでていれば、通常利用には問題ありません。

次は、同じく今までの無線LAN 2.4GHz。

最後はHD-PLC。

ネットワーク配線に困った場合にはTP-Link deco M5はよい選択

実際に導入してみて、メッシュネットワークと2.4GHzと5GHzの自動切り替えがこれほど便利だとは思いませんでした。

また、今までの無線LANに比べて速度も出ています。
Amazonなどでは2個セットのセールなどもやっているので、1つの無線LANアクセスポイントで、自宅内のつながりが悪いなという悩みをお持ちの方にはよいソリューションだと思います。


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