RaspberryPi swap 設定の変更

RaspberryPi ( Raspberry OS ) の標準インストールをすると swap ファイルが作成されます。
メモリーが厳しくなるような処理を考えていたので、このswapファイルを調整することにしました。

swapファイルの状態を確認

Raspberry Pi OS の swap ファイルの状態を確認するには、以下のコマンドを実行します。

標準では、約 100M の swap 領域を持っているようです。

swap 領域の拡張

容量が分かったので swap 領域を拡張していきます。
Raspberry Pi OS は、 dphys-swapfile サービスで 仮想メモリと swap の管理をしています。

swap 領域を変更するには、 dphys-swapfile を停止して設定ファイルで容量を変更します。

swap ファイルの大きさは、 dphys-swapfile 設定ファイルの CONF_SWAPSIZE の値を変更します。
今回は 512MB に変更しました。

設定変更後、 dphys-swapfile を起動すると swap 領域が変更されます。

変更後の swap 領域の確認

サービスが起動したら 先ほどと同じコマンドで swap 領域の確認をします。

その他の swap 変更方法

今回は、 Raspberry Pi OS の dphys-swapfile サービスで swap 領域を拡張しましたが、Linux OSの標準的な以下の方法でも swap 領域を変更することができます。

  • dd で swapfile を作成して swapon で追加する方法
  • dd で作成した swapfile を /etc/fstab で指定して起動時にマウントする方法
  • fdisk でストレージのデザインを変更して swap パーティッションを作成してマウントする方法

設定が簡単なのは、 dphys-swapfile サービスの設定を変更する方法となります。

Translate »